2004年のトピックス

IFCA創立30周年記念祝賀会

30周年祝賀会会場風景写真2004年6月12日(土)正午より六本木の国際文化会館に於いて、約170名が集い、IFCA国際親善文化協会30周年記念祝賀会が開催されました。

当日は天候に恵まれ、ロバート・キンゼイ会長は都合で出席されませんでしたが、事務局長松本道子と共通の友人でもあられる元UCLA医学部教授のジョージ・スミス夫妻がロサンゼルスより駆けつけて下さいました。又多くのご来賓の方々を初め外国人講師、元会員の懐しいお顔も揃い、現会員と一つに溶けこみ和やかな雰囲気での幕開けとなりました。ご来賓のご挨拶に始まり多くの方々よりご祝辞・祝電を戴き、元会員のハープ演奏を聞きながら美味しいお食事に盛り上がり、談笑して最高の雰囲気が醸し出されました。

食後は五重奏の演奏、ハレルヤ・コ-ラス等々と進行し、IFCA国際親善文化協会の一つの節目の絆が芽生え、次回の再会を誓い閉会致しました。

(事務次長 大嶋百合子)

IFCA会長  ロバート O. キンゼイ

IFCA会長 ロバート O. キンゼイの写真真珠は30年目の祝い事に、古くから用いられてきた宝石です。その美しさと輝き、そして値打ちあるものとして、日本をはじめ世界中で珍重されています。特に日本では、伝統的な詩歌である和歌などで、真珠のもつ精彩な美しさが称えられてきました。

あらゆる分野で活動を続けている個人や団体にとって最も重要な節目は30周年と云えるでしょう。それは、確固たる目標をもって、30年ものあいだ、たゆまぬ努力で発展し、優れた業績や成果をあげてきたことを示しているのです。2004年という年は、IFCAの創設者、スタッフ、そして生徒の皆さんにとってまさに称え祝う、その時であります。しかし、この混沌とした世界の2004年は、国際親善と文化の相互理解に目をむけて、新たに献身的な気持ちで挑む時でもあります。

(日本語訳 駒田牧子)

英語教育と国際親善を求めて30年  IFCA 事務局長 松本道子

事務局長 松本道子の写真私は高校生の頃から長崎県の離島で英語教師になるのが夢だった。米国留学から帰国し、県教職員の試験を受けるため両親の待つ故郷へ戻った。

「あなた自身が目指す教育方針にそった英語教室を開き、同時に東京でお父様が築いた国際親善事業を引き継いでみたら…」と、母が背中を押してくれた。

父は1933年(昭和8年)海外からの留学生の宿舎である国際フレンド会館をここ渋谷区西原に創設した。戦争で閉鎖されていたこの会館が現在のIFCA国際親善文化協会として1974年(昭和49年)正にこの地で、小規模ながら再建された。初代会長はもちろん私の父、松本寅一であった。両親からの物心両面の協力もあり、恵まれたスタートだった。

30年の道のりを無我夢中で走り続けてきた。幸い健康に恵まれ、この30年間一度も休講せず、一時は約150名の会員全員に毎週接し、英語の授業を続けてこれた事は、極めて幸運であり、私自身の誇りでもある。小学校から大学までIFCA英会話教室に通い続け、様々な分野で活躍してくれている若者も少なくない。6歳から80歳以上の生徒さん達、海外からの留学生達、そして外国人講師連との出会いは私にとって何よりも貴重な財産である。生徒である会員達が中心になって、IFCAクラブとしてボランティア活動を共に支えてくれている。

2004年6月にIFCA創立30周年を迎えるにあたり、多くの会員の方々をはじめ、今は亡き両親、前会長須山達三大使そして現在なお指導を仰いでいる私の米国での恩師であるIFCA理事の教育学者エルモ・モレッツ博士、そして留学中から夫婦で私を支えてくれている現会長のロバート・キンゼイにも心から感謝したい。